
30代後半の鈴木さんは日頃からよく頭痛、めまいの症状が出て仕事が続けにくい状態なので、
神経内科で検査を受けたが異常な病征が発見できなかったので、メニエールを疑い医者の推薦で耳鼻咽喉科診察を受けたが、メニエールではなく、他に異常も無かったので再び「神経内科で診てもらいましょう」と言われました。
この様に頭痛めまいの病状に困らされ診療を受ける患者さんは、違う専門科を行ったり来たりして各専門科にされることは少なくありません。
鈴木さんはどちらの専門科で検査するのが正しいのか戸惑われました。
やむを得ず、やはり神経内科に戻った鈴木さんは、医者に自律神経失調症のレッテルを貼られ、安定剤を貰って家に帰されました。その後、頭痛めまいの症状はもちろん消えませんので辛い日々が続きました。
実はこのように検査しても異常が無いといわれた、頭痛めまいを訴える患者さんの中には頚椎(首)からくる頚性頭痛めまいが非常に多いようです。